あれから・・・10日

少しずつですが、思い出して泣く回数も減ってきました。


もう10日、まだ10日。
いつまでも私が悲しんでいては、見送った🐈‍⬛も、先にいった猫と遊べないでしょう。


今日、私の側に置いていた🐈‍⬛を、猫用のお仏壇として使っている箪笥の中に入れました。
ちょっと狭いですが、先に行った猫達と並べました。


これからは、🐈‍⬛と暮らした楽しかった記憶を思い出しながら、
日々を過ごそうとおもいます。



虹の橋の続きが、あります。


この『雨降り地区』のお話は、日本の芝山弓子さん(ペンネーム)が作られました。
お借りして載せたいと思います。






『雨降り地区』


こんなふうに、幸せと愛の奇跡に満ちている、「虹の橋」の入り口に、「雨降り地区」と呼ばれる場所があります。


そこではいつもシトシトと冷たい雨が降り、動物達は寒さに震え、悲しみみに打ちひしがれています。


そう、ここに降る雨は、残してきてしまった誰か、特別な誰かの流す涙なのです。


大抵の子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して、仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らすことができます。


ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも・・・。


でも、1年経っても2年経っても、ずっと「雨降り地区」から出ていかない子たちもいるのです。


地上に残してきてしまった、特別な誰かがずっと悲しんでいるので、とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。


地上に残してきた誰かと同じ想いをして、同じ悲しみに凍えているのです。


死は全てを奪い去ってしまうものではありません。


同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かち合い、愛し合った記憶は、あなたの心から永遠に消え去ることはないのです。


地上にいる特別な誰かたちの、幸せと愛に満ちた想い出こそが「虹の橋」を創りあげているのです。


ですからどうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください。


彼らはあなたを幸せにする為に、神様からつかわされたのです。


そして、何よりも大事なことを、伝えに来たのです。


命のはかなさと愛しさを。
束の間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを。


その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです。


癒えることのない悲しみだけを、残しに来るものではありません。


思い出してください。
彼らたちが残して行ってくれた、形にも、言葉にもできない、様々な宝物を。


それでも悲しくなったら、目を閉じてみてください。


「虹の橋」にいる、彼らの姿が見えるはずです。
               
信じる心のその中に、必ずその場所はあるのですから・・・・。